実録!!一括投資 or 積立投資 or タイミング投資 一体どの運用成績がいいのか実績を紹介します!

初心者投資家の永遠の疑問に「一括投資がいいのか積立投資がいいのか?」というのがあります。

一括投資と積立投資に加え、タイミングを見計らって、投資するタイミング投資も含めて初心者が投資を始めるならどうすべきなのか?


本格的な投資歴が2年なので、まだまだ実績に乏しいですが、この二年間で一括投資も積立投資も、タイミング投資もやってきました。

これまでの成績を比較しながら、どの投資方法の運用成績が良かったのか振り返ります。

実録!!一括投資 or 積立投資 or タイミング投資 一体どの運用成績がいいのか実績を紹介します!

初心者にとってはドルコスト平均法で積立購入していくのがいいと言われれることが多いですが、ある程度余剰資金がある場合に、どうやって資産をマーケットに入れていくか悩ましいところですよね。。

各投資方法別に、過去2年間の実績を紹介します!

一括投資と積立投資

一括投資と積立投資の違いは、一回で手元資金を全部投資するか、時間をかけて時間を分散して投資するかの違いです。

例えば、100万円を投資する場合、一回で100万円を投資するか、10万円を10回にわけて毎月投資するかの違いです。

我が家では夫婦ともにつみたてNISA口座を開設していて、毎月積立投資をしています。

それとは別に、SBIや証券や楽天証券のクレカ積立も併用しつつ、余剰資金を使い、ある程度まとまった形で投資信託やETFを買っています。

また、子供のジュニアNISA口座も開設して3年目に入りましたが、ジュニアNISA口座は積立というよりは、ある程度まとまった単位で投資しています。

証券会社や商品ごとに分かれているので、それらの運用実績をもとに紹介していきます。

主な投資先は、SP500やVTI、VTといったインデックス投資です。

タイミング投資

また、一括投資と積立投資のハイブリッド的な位置付けて、下落したら買い増すということもうやってきました。

いきなり大きな金額を投入するのが怖いので、ある程度の金額を2年間の年月を変えて入金してきた形です。

これまで、買付のみで売却はしていないので、一応株価をチェックしながら、ある程度下がったら購入するということを繰り返してきました。

過去2年間のS&P500の値動き

投資期間が短いため、ほぼネタバラシになりますが、過去二年間のS&P500に連動した投資信託「SBI・V・S&P500」の値動きです。


2020年の年末から2023年の2月までの推移になります。

一括投資の実績

まずは一括投資の実績を紹介します。


SBI・V・S&P500インデックスファンドを約2年前の2021年4月頃に購入して、そのまま放置していた結果です。

昨年の下落相場を乗り越え、+24.45%の評価損益となっています。

単純に、2021年の相場が強かった結果であり、日本円換算のSP500の価格がこの時点よりも、低くなることはなかったので、非常に強いパフォーマンスになっています。

積立投資実績

次に積立投資の実績です。


愚直につみたてNISA口座で、同じ投資信託を毎月同じ金額2年間強積み立ててきた結果です。

評価損益は、+8.27%となっています。

こちらも昨年の下落相場を乗り越えながら、2023年の年初からの上昇相場の恩恵を受けてプラスとなっています。

タイミング投資

次は、タイミング投資の結果です。

2年間かけて、素人なりに必死にタイミングを図りながら投資してきた結果です・・・



上の米国株式は、主に米国株式のETFである、VTIとVOOから構成されています。

下の投資信託はVTIに連動するSBI・V・VTIがメインです。

購入したタイミングはそれぞれまちまちですが、上のETFの評価損益が+6.4%、下の投資信託の評価損益は+3.07%となっています。

残念なことに、我が家の投資金額の最も大きな部分が、このタイミング投資になっています。

結果は一目瞭然、ただし・・・

今回比較した結果だけを見れば、一目瞭然で、一括投資が最も成績が良かったです。

ただ、これは投資を始めたタイミングがブル相場真っ只中だったこともあり、結果的にこのタイミングで全額投資しておけば、最も高パフォーマンスを得られたわけですが、なかなか投資初心者が大金を一括で投入するのも難しいため、ある程度時間分散は必要かと思います。

特に2022年のような、下落相場で、為替の値動きが大きかった場合、かなり判断は難しくなりますよね。。

でも、あなたが米国株や全世界株に投資している理由が「これらの指数は将来的に右肩上がりになると信じている」ということであれば、一括投資が最も合理的な解であると言えます。

一方で、2021年末ごろに全額一括投資していたら高値掴みとなり、マイナスになっていた可能性もあります。

そのため、一括が怖いという場合は、余剰資金をある程度分割して、タイミングを図らず淡々と積立投資していくのが良いと思います。

まとめ 素人はタイミングを図るべきではない理由

また、この2年間で学んだことは、今回の結果から明らかなように素人はタイミングを図るべきではないということです。

我が家の場合は、2021年の高値時点で比較的大きな金額を投じてしまったため、タイミング投資の成績が悪くなっています。

これは、株式相場が上昇相場の時に、いつか下落したら買おうと思っていたにも関わらず、待ちきれずに、これ以上、機会損失を防がなければという意識が働き、結果的に高値つかみをしてしまいました。

幸いなことに、その時点で一括で全てを投入したのではなく、余剰資金を残していたことで、2022年の下落相場の時点でもまとまった金額を投入できたので、今のところ、結果的には大惨事にはなっていないです。

タイミング投資の何が難しいかというと、株の下落が始まると、株を買うのがかなり難しいということを身をもって学びました。

一旦下がり始め、資産がどんどん目減していくと、どこまでも下がるんじゃないか?と錯覚してしまい、素人が買い向かうのは心理的に難しいです。

そして、逆もまた然りで、一転株価が上がり始めると、この上昇を逃すまいという心理が働き、高値掴みの要因にもなってしまいます。

そのため、分散する場合でも、タイミングは図らず、決めたルールで毎月買い付けるのが良いと思います。

あとは、タイミング投資をする心理の一つに、「いずれ大きな下落が来るかもしれない」というのがあります。

もし、そう思うのであれば、それは自分自身のリスク許容度を超えた投資をするべきではないので、ある程度余剰資金を残した形でリスクを取らずに運用するのが精神衛生上はいいかと思います。

上昇を取り逃がしてもあなたの資産は減りませんが、大暴落にあって、狼狽売りをしてしまっては、元も子もありません。

月並みですが、リスク許容度にあった投資というのは大切だと思うので、ある程度の金額を入れてみて、日々の値動きや運用成績を見ながら自分や家族がどう感じるかというのを見ながら投資と向き合っていくのは大切かと思います。

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