投資初心者が色々勉強して、米国株や全世界株のインデックス投資をしよう!と決めても、次に、ETFにすべきか投資信託にすべきか問題があります・・・
我が家でも2024年からの新NISAに向けてETFにすべきか投資信託にすべきか悩んでいます。
一般的には、ETFにしても投資信託にしてもパフォーマンス差は微々たるもので、配当を再投資してくれる投資信託の方が良い!といわれることが多いです。
あとは、相場がオープンしている間は個別株のように売り買いできるETFか、手数料が無料の投資信託かといった形で、パフォーマンスよりも、それぞれの特徴で選ぶことが多いです。
ただ、実際にそれぞれに投資してみてパフォーマンスを比較しているようなブログやYouTubeがなかったので、子供のジュニアNISA口座を使って、ETFと投資信託を同じタイミングで購入したのでパフォーマンスを継続的に比較します!
どっちが良いの?!米国ETFと投資信託にそれぞれ投資してパフォーマンスを比較!
この記事に辿り着いた方はETFと投資信託の特徴や違いは、すでに理解している方が多いかと思うので割愛しますが、わからないよーという方は下記の記事をはじめにご覧ください。(机上で、ETFと投資信託のパフォーマンスを比較しています。)
前提条件:ETFと投資信託を同時に購入!
今回はETFと投資信託を同日に注文しました。
15時までに投資信託を購入して、その夜の米国市場がオープンしている時間帯にETFを注文します。
つまり、投資信託とETFの約定日がずれることになります。
例えば、4/1の14:30に投資信託を注文して、4/1の23時にETFを成行で注文します。
そうすると、それぞれの約定日は・・・
■約定日
- ETF:即日(4/1)
- 投資信託:翌日(4/2)※ETFを購入した翌日に決定される基準価格
そのため、前提として約定のタイミングがずれているため、正確なパフォーマンスを比較することができません。
ただ、「よし!今日投資しよう!」と思ったタイミングで投資すると、ETFと投資信託は約定日がずれるので、投資しようと思ったタイミングを基準としてパフォーマンスを比較するため、あえて1日ずれるようにこのタイミングとしました。
次に、パフォーマンスを比較するタイミングも、米国市場がクローズした後とします。
その場合、ETFの評価額はその日の終値と為替レートとなりますが、投資信託は前日の評価額となります。
純粋な比較にはなりませんが、ETFと投資信託の特徴を考慮した比較をするため、このような前提としました。
そのため、値動きを考慮すると、1日あたり最大で±2%程度の誤差があるので、最大で±4%程度の誤差が出る可能性があります。(為替を考慮するともうちょっと誤差が大きくなります。。)
S&P500と全世界株式のETFと投資信託を比較!
我が家はインデックス投資がメインなので、購入銘柄は・・・
の二種類をETF及び投資信託でそれぞれ購入します。
そして購入したのが下記のETFと投資信託です。
■ETF
- IVV(S&P500インデックス)
- VT(全世界株式インデックス)
■投資信託
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
他の組み合わせも考えられましたが、すでに保有している銘柄に被らないようにするために、上記の銘柄としました。
注文日・約定日・取得金額など
それぞれの注文日や約定日、為替レート、基準価額などは下の表のとおりです。
| ETF | 投資信託 |
IVV | VT | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) |
注文日 | 2023/03/15 | 2023/03/15 | 2023/03/15 | 2023/03/15 |
約定日 | 2023/03/15 | 2023/03/15 | 2023/3/16 | 2023/3/16 |
USD or JPY | 387.69 | 86.5050 | 18,735 | 16,522 |
数量 | 1 | 10 | 26,688 | 181,576 |
レート | 133.60 | 133.60 |
|
|
手数料 | 0 | 0 | 0 | 0 |
取得金額(円) | 51,795 | 115,571 | 50,000 | 300,000 |
注文日は同じですが、前提条件の通り、約定日が1日ずれています。
信託報酬などは、それぞれで異なりますが、今回は純粋なパフォーマンス(結果)の比較を行うため、信託報酬の比較などは行いません。
また、ETFは価格を揃えるのが難しく、ジュニアNISAの枠の問題もあるので、価格はばらばらですが、最終的なパフォーマンスは購入価格からの損益率で比較するので問題なしと考えました。
手数料のお話
ジュニアNISA口座で買付しているので、買付手数料はETF、投資信託とも無料です。
SBI証券を使っていますが、通常、米国ETFは一部買付手数料無料の銘柄を除いて、0.495%かかるのでバカにはなりません。(手数料は上限が設定されているので、高額を投資する場合はそれほど気になりませんが、今回のように少額の場合は0.495%かかります。)
また、子供の口座なので、18歳未満の口座を開設できない住信SBI銀行で、為替手数料を抑える技は使えませんが、為替手数料(1ドルあたり25銭、実質0.25%)はレートに上乗せされています。
パフォーマンス比較!!
それでは本題のパフォーマンスの比較です!
まだ、投資期間が短いため、約定日と比較するタイミングのずれの影響が顕著に出ています。
| IVV | VT | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) |
2023/03/28 | 51,995 | 116,732 | 49,057 | 296,005 |
0.39% | 1.00% | -1.89% | -1.33% |
2023/05/03 | 56,827 | 127,014 | 54,307 | 327,181 |
9.72% | 9.90% | 8.61% | 9.06% |
購入した3/15は、ETFの購入後の株価が上がり、円安に触れたので、翌日に約定している投資信託の方がパフォーマンスが悪くなっています。
両方とも1%程度ではありますが、即日約定できるETFの方がパフォーマンスが高くなっています。
ETFは配当もある!
そして、忘れてはいけない配当の存在です!
投資信託は内部で再投資されているため、先ほどのパフォーマンス結果に含まれますが、ETFは早速配当を受け取っています!
入出金日 | 区分 | 通貨 | 摘要 | 出金額 | 入金額 |
2023/03/30 | 入金 | 米ドル | 分配金 (ジュニアNISA:非課税) IVV 銘柄名:iS S&P500 | - | 1.49 |
2023/03/24 | 入金 | 米ドル | 分配金 (ジュニアNISA:非課税) VT 銘柄名:VG TotalWorldStk | - | 2.57 |
投資額が少ないので、配当額も微々たるものですが、ジュニアNISA口座では他のETFも購入しているので、気がついたら100ドルくらいの配当を受け取っています。
ある程度の金額になったら配当を使って、特定口座でETFの購入をしています。
長期投資の場合、チリも積もれば大きくなってきますよね!
米国ETFと投資信託のパフォーマンス比較まとめ
今回はETFと投資信託のパフォーマンス比較を紹介しました。
まだまだ投資開始してから日が浅いので、あまり参考になりませんが、このまま続けて比較しながら2024年から始まる新NISAの戦略を立てる参考にしようと思っているので、今後も続報を報告していく予定です!
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