ジュニアNISAならETFより投資信託がオススメな理由を紹介します!

ジュニアNISAを初めて1年ちょっとが経過しました。

ジュニアNISAでは年間80万円まで投資することができますが、既に2年分の枠を使い切って合計160万円を投資しています。

投資先はインデックスがメインですが、投資信託とETFの両方を使って投資しています。



ただ、実際にやってみて、ETFよりも投資信託の方が良かったかなと思うので、その理由も含めて紹介します。


ジュニアNISAならETFより投資信託がオススメな理由を紹介します!


ジュニアNISAは2023年までだけどまだ始める価値あり!

ジュニアNISAは、2023年までの制度なので、今からジュニアNISA口座を開設したとしても、2022年分と2023年分の2年分(計160万円まで)を非課税で投資することができます。

非課税期間は5年間なので、フルに活用すると80万円×5年=400万円を非課税で投資することができるため、2年間だと少ないように感じますが、使わないと損な制度です。

というのも、非課税期間は5年間ですが、5年間が経過したのちに「継続管理勘定」に移管して、継続保有を続けることで18歳までは非課税で保有することができます。

つまり、2023年時点でお子さんが10歳だった場合、18歳になるまでの8年間を非課税で投資することができます。

どんぶり勘定になりますが、2023年時点で160万円の投資が完了しており、年利5%で8年間投資できたと仮定すると・・・

お子さんが18歳になる頃には180万円の元金が約260万円になります。

通常であれば、利益の80万円のうち約20%の16万円が税金で引かれますがジュニアNISA口座の場合は、非課税のためそのまま約260万円が手元に残ることになります。

もちろん、年利5%の保証はどこにもなく、元本割れの可能性もあるため、投資は自己責任で行う必要があります。

ジュニアNISA口座での投資先

我が家のジュニアNISA口座では、堅実に米国のインデックス投資を中心に行なっています。

2021年と2022年に投資した先は下記の通りです。

【投資信託】
  • SBI-SBI・V・全米株式インデックス・ファンド 
  • SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
【ETF】
  • QQQ(インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ET)
  • VOO(バンガード S&P 500 ETF)
  • TLT(iシェアーズ 米国国債 20年超 ETF)
割合的には、1:2でETFの方が多いです。

一番比率的に多いのは、2022年に買ったETFのQQQです。

その理由は、当時SBI証券でQQQが買付手数料無料で購入できたのが、NISA口座かジュニアNISAだったため、価格が下がったタイミングでジュニアNISA口座でQQQを購入しました。(2022年9月時点のSBI証券ではQQQは買付手数料無料対象ETFになっています。)

ETFのメリット・デメリット

ここでETFのメリットを考えると、
  • 信託報酬が安い
  • いつでも売り買い可能
の2点かと思います。

一方、デメリットは、
  • 配当を自動で再投資できない
  • 円をドルに替えてから購入する必要がある(手間&為替コストがかかる)
点が挙げられます。

投資信託のメリット・デメリット

一方、投資信託のメリットとしては、
  • 円で購入可能
  • 配当を自動で再投資する設定可能
の2点かと思います。

一方、デメリットは、
  • 売り買いの約定までに数日かかる
点が大きいです。

これらを踏まえ、ジュニアNISA口座ではETFがオススメな理由を紹介していきます。

ジュニアNISA口座で投資信託よりETFがオススメな理由

まず、前提としてジュニアNISA口座で長期投資することとして紹介します。

長期投資をするということは、頻繁に売り買いをしないということになるので、ETFのメリットの一つである、いつでも売り買い可能という点がそれほど意味をなさないことになります。

そして、もう一つ大きいのが、「配当の再投資」です。

ETFの場合、配当金が定期的にもらえます。

配当がもらえるのは嬉しいのですが、ジュニアNISAの年間投資可能額を使い切った後や、2024年以降は、配当を受け取っても、それを再投資する場合は特定口座となり、非課税のメリットを受けることができません。

その点、投資信託の場合は配当の代わりとなる分配金を再投資する設定にすることができます。また、そもそも分配金を出さずに、そのまま再投資してくれる投資信託も数多くあります。

つまり、配当をそのまま非課税枠の中で再投資できるのが、ジュニアNISA口座でETFよりも投資信託をオススメする理由です。

一方、ETFは信託報酬が安いため、長期で考えるとメリットではありますが、投資信託も信託報酬を少ないものを選べばそこまで大きな違いになりません。

また、ETFの場合は円をドルに両替するのに手間やコストが発生するのも見逃せない点です。

ジュニアNISAならETFより投資信託がオススメな理由まとめ

今回は、ジュニアNISA口座ではETFより投資信託の方がオススメな理由を紹介しました。

まとめると、
  • 配当(分配金)を非課税で再投資できるメリットは大きい
  • 頻繁に売り買いするわけではないのでETFの機動力を使いきれない
  • ETFの場合はドル転する手間やコストがかかる
となります。

ジュニアNISA口座ではETFの場合、分配金自体は非課税だったりとメリットもありますが、長期投資で考えた場合、我が家では投資信託の方がメリットが大きそうなので、2023年の枠は投資信託に投資しようと考えています。



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